将棋の藤井聡太七段（１７）が、木村一基王位（４７）に挑戦する第６１期王位戦七番勝負第２局第１日が１３日、北海道札幌市の「ホテルエミシア札幌」で指された。藤井七段は手番を迎えた状態で第１日を終え、初めての「封じ手」を体験。木村王位にミスを指摘され、やり直す場面があった。また、通常は２通作成される封じ手が、今局では３通作成された。対局は１４日午前９時から同所で再開される。

　前日の会見で藤井七段が「おいしいものが多いので楽しみ」と発言して注目された昼食は「中華セットランチ」だった。チャーハンに特大のホタテやウニ、イクラが入った北海道ならではの一品。米やそばも北海道産のものが使用された。木村王位は「天丼とそばのセット」。おやつは、藤井七段は午前はフルーツ盛り合わせとアイスコーヒー、午後はショートケーキとアイスティー。木村王位は午前がアイスコーヒー、午後があじさいゼリーとオレンジジュースだった。