大阪府の吉村洋文知事が８日、ＡＢＣテレビの夕方の報道番組「キャスト」に大阪府庁からリモート出演した。

　緊急事態宣言が５月３１日まで延長された中で、休業要請などの解除となる大阪独自の指標「大阪モデル」を発表。１５日から大阪モデルを達成していれば「段階的に解除」していくと説明した。さらに休業要請解除のガイドラインとなる大阪独自の「感染防止マニュアル」を１５日までに作ると発表している。

　この大阪独自の感染防止マニュアルについて「これぐらい、国が作ってくれないないのかな、と思うが」と質問されると、「ええ、もうぜひ、国で作っていただけるなら、作っていただきたいと思っています」と即応。「国は今、業界団体に作ってくれ、って言ってるんですよ。業界団体がいつ作りあげてくるのか、我々も見えない。（だから）その時（１５日）までに、大阪府としての感染防止マニュアル作ります」ときっぱり語った。

　その後、国が「より詳しい、より良いもの」を作ってくれれば、それに従うが、それまでは「まずは早く作ってやることが感染防止になると思います」と力強く述べた。

　大阪府ではクラスターが発生した接待を伴うスナックなどの飲食店やライブハウス、さらには３密であるカラオケやスポーツクラブに関しては、休業要請を最後に解除する業種となることも説明した。