ＡＢＣ・テレビ朝日系人気番組「ポツンと一軒家」（日曜、後７・５８）が他番組と初コラボすることが１９日、分かった。２９日に「大改造！！劇的ビフォーアフター」と合体し、「大改造！！劇的ビフォーアフター　ポツンと一軒家を匠がリフォームスペシャル」（後６・５７）が２時間放送される。制作のＡＢＣテレビが発表した。

　日本各地の人里離れた場所にポツンと存在する一軒家を衛星写真を手掛かりに捜索する「ポツンと一軒家」。その「一軒家」の抱える悩みを、リフォームで日本中の家族を幸せにしてきた「ビフォーアフター」が解決する。

　昨年９月２２日に放送された静岡県北部の山中、手入れされた畑の横にポツンとあった一軒家。家への道のりは、捜索隊が地元の人から車ではなく歩いてと忠告されるほど過酷な断崖絶壁の山道だった。たどり着くと、珍しいお茶を栽培する黄金色に輝く美しい茶畑と一軒家があった。

　放送後の大反響で、お茶の通信販売は半年待ちの状態に。畑にもびっくりするくらい人が訪れ、茶畑を見ながらお茶を飲みたいというお客さんが増えたという。苦労して茶畑を見に来てくれた人たちがくつろげる憩いの空間を提供したいが、畑の作業用物置として使用している建物にはいろいろな箇所に倒壊の危険があった。

　依頼者の悩みを解決すべく、「ビフォーアフター」が参上。希望のリフォーム内容は『若い人が来てくれてくつろげる空間を作りたい。そして、古民家の雰囲気は活かし、囲炉裏（いろり）でお茶を沸かしてお客さんに振る舞いたい』というもの。

　木の温もりに包まれた心地よい家づくりを信条とする地元静岡の匠・松永務氏は、限られた予算の中で、“ポツンと一軒家”をどうよみがえらせるのか。