ひとり芸ナンバー１を決める「Ｒ－１ぐらんぷり　２０２０」の決勝大会が８日、都内で行われ、お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタル（３３）が優勝。賞金５００万円を獲得した。

　自作したゲームを用いたネタで勝負した野田。ファーストステージは３０票中１５票、ファイナルも１６票を獲得。他を寄せ付けぬ強さでの快勝だった。

　新型コロナウイルス感染拡大の影響で、番組史上初めての無観客状態での開催。“ひとり芸”に与える影響は大きいかと思われたが、野田は「僕は無観客の方がやりやすいのかなと思いました。完全なる無観客の中でやる『あらびき団』という番組でメンタル鍛えられましたので。無観客と知って、ガッツポーズが出ました」とニヤリ。豊富なキャリアも武器にした。

　マヂカルラブリーの名を全国区にしたのが、２０１７年のＭ－１グランプリ決勝。トリッキーなネタで、審査員の上沼恵美子（６４）を激怒させ、話題となった。この日も野田は優勝を決めた直後「あの人に感謝の気持ちを伝えたいです。えみちゃん、ありがとう～！」と上沼に感謝の一言。５００万円の賞金についても「（上沼に）何か貢ぎたいと思います」と笑いを誘った。