老舗ストリップ劇場「浅草ロック座」会長の斎藤恒久（さいとう・つねひさ）さんが２０日午前３時５８分、肝細胞がんのため東京都文京区の病院で亡くなった。７２歳だった。通夜は２５日午後６時、葬儀・告別式は２６日午後１時から、いずれも東京都台東区東上野公園１４の５、寛永寺輪王殿第一会場で営まれる。喪主は長男貴美夫（きみお）氏。

　北野武監督の映画「座頭市」（２００３年）ではプロデューサーにも名を連ねた恒久さんは、２０１７年４月に亡くなった、劇場の名誉会長・斎藤智恵子さん（享年９０）の長男。智恵子さんはストリッパーから経営者となり、７０年代からロック座を支えた。浅草で下積み修業していたビートたけしからは、「ママ」と呼ばれて慕しまれ、親交を深めていた。