ディズニー映画出演の15歳少女が死去 16年に脳腫瘍克服のはずが…19年に新たな腫瘍

 『それでも夜は明ける』でアカデミー助演女優賞を受賞したルピタ・ニョンゴと英国人俳優デヴィッド・オイェロウォが『奇跡のチェックメイト クイーン・オブ・カトゥエ』で共演した15歳の少女ニキータ・ワリグワの訃報にメッセージを寄せた。

 14歳でウガンダ共和国代表に選ばれたスラム街出身のチェスの天才少女フィオナ・ムテシの実話をもとに描いた2016年公開のディズニー映画で、友人グロリア役を演じたニキータは15日、脳腫瘍の闘病生活の末、15歳という若さでこの世を去っていた。

 これを受け、同作でフィオナの母親役を演じたルピタは、ニキータの写真と共に映画内の「チェスの世界では、弱者が強者にもなれる」という引用を付けて投稿した。

 「私が『奇跡のチェックメイト クイーン・オブ・カトゥエ』で共演した可愛らしく、優しく、才能ある少女ニキータ・ワリグワがこの世を去ったことを投稿するのは悲痛な思いです」

 「彼女は素晴らしい活力を持ってグロリアを演じました。現実の世界では、脳腫瘍との闘いという莫大な挑戦を科されていました」

 「こんなにも早くお別れを言わなければいけない状況の中、ご遺族とコミュニティの皆様方に心からお悔やみ申し上げます」

 「安らかにお眠りください」

 そして同映画で教師のロバート・カテンデ役を演じでデヴィッドは、同じ写真に「美しいニキータ・パール・ワリグワの死を嘆いています。彼女は『奇跡のチェックメイト クイーン・オブ・カトゥエ』においても、現実の生活においても光となる存在でした。彼女の脳腫瘍との闘病生活は、見ていてやるせなさを感じさせられました。彼女の光はこれからも輝き続けることでしょう。安らかにお眠り下さい」と綴った。

 ニキータは2016年に脳腫瘍と診断され、その1年後には克服したと思われていたものの、また2019年に新たな腫瘍が発見されていた。

 ニキータの葬儀は17日に出身地のウガンダで行われる。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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