前川元次官 女性の貧困映画に「Y新聞に書かれた女性たち」同紙で出会い系バー報道

映画のトークイベントを行った前川喜平氏(左)と望月衣塑子氏=都内
映画のトークイベントを行った前川喜平氏(左)と望月衣塑子氏=都内
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 加計学園を巡る「総理のご意向」文書の存在を告発して注目を集めた元文部科学事務次官の前川喜平氏らが12日、都内で映画「子どもたちをよろしく」(29日公開)のトークイベントを行った。

 映画は、中学生のいじめと自殺、その裏にある家庭の問題をテーマに描いており、前川氏は企画として携わった。

 前川氏は2017年に文科省の天下り問題の責任をとって退官。その後、疑惑が取りざたされた加計学園問題に絡む告発を行ったが、同時期に大手紙に「出会い系バー」に通っていたことが報じられた。「女性の貧困問題の実地調査」と釈明し、話題となった。

 イベントで前川氏は「3年前につかぬことで文科省を辞めまして。違法天下り問題の責任を取りまして」と自己紹介。映画について教育に携わってきた立場として、学校、家庭に居場所のない子供たちの問題を周知する必要があると説明。

 複雑な家庭環境の中で、デリヘルで働く主人公について「優樹菜という主人公には、私がY新聞に書かれた、新宿歌舞伎町で出会った女性たちの姿が投影されています」とぶっちゃけ、これが“調査報告”だと訴えた。

 イベントには菅義偉官房長官の天敵としておなじみの東京新聞社会部の望月衣塑子記者も登壇した。

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