昨年８月に第１子男児を出産した歌手・華原朋美（４５）が９日、都内で行われたドラフト方式のオーディション「ＤＵＯ　ｐｒｅｓｅｎｔｓ　ＴＧＣ　ＡＵＤＩＴＩＯＮ　２０２０」に特別審査員として参加した。昨年１２月１６日にディナーショーを行い、出産後初の姿を披露したが、この日はそれ以来の公の場となった。

　「東京ガールズコレクション（ＴＧＣ）」がプロデュースするオーディション。プロダクションが“球団”、３５人の出場者たちが“選手”というドラフト会議スタイルで、華原はハイヒールにゆったりしたグリーンのロングワンピースで登場した。

　選ばれた女の子たちに向け、「芸能界はそんなに甘いところじゃなくて、良いことばかりではない。努力が必要になるときが多くて、それを怠らなければ前を向いていけると思う」とエール。「私もいろいろあって波あり谷あり。でもこうして立っているのはファンの皆様のおかげ」と応援に感謝した。

　華原が所属する・プロダクション尾木から１位指名された沖縄出身の加蘭桃子さん（１２）は、華原の助言にならい、「芸能界は谷あり山ありで…」と話し始めると、会場では笑いが。すかさず華原が「でも本当にそうなの」とフォローし、加蘭さんは「気を抜かないように頑張りたい」と語った。

　華原は自身のデビュー当時について「１５歳くらいの時に渋谷で声をかけていただいて、ちょこっとした撮影をした。オーディションも受けても受けても落ちてばっかりで、最後は遅刻していってオーディションって何なんだろうって（思った）」と回想。「でも“ある人”に出会って急に運命が変わったので、運命って急に変わる時がある」と小室哲哉氏との出会いを語り、「でもその後は山あり谷ありで…」と再び笑いを誘い、「今は幸せいっぱいです！」と満面の笑みで報告した。

　華原は昨年８月下旬に、外資系企業勤務の一般男性との間に男児を出産した。