五木ひろし 新型コロナ対策で握手会控え「早く終息望んでます」

 歌手の五木ひろし(71)が4日、大阪・新歌舞伎座での「五木ひろし特別公演」終了後に会見し、5日発売の新曲「春夏秋冬・夢祭り」と同名の博多座5月公演(5月4~28日)をPRした。

 新型コロナウイルスの影響で観客の多くがマスクをする中、浴衣姿の五木は最後に約30年ぶりの音頭という明るい新曲で笑顔を振りまいた。世界中に広がるウイルスの猛威のため、握手会の開催も控えたと残念がった五木は「早く終息することを望んでます。オリンピックイヤーで、本来は明るくいい感じで盛り上げないといけない時期に毎日暗いニュース。この曲で明るく盛り上がれば」と願った。

 また、故郷の福井で聖火ランナーを務めるが、「せっかくだから(新曲が)流れればいい。スピーカーを持ち運べるし」と希望を明かした。

 今回の大阪に続き、博多座でも歌手・坂本冬美(52)が特別出演する。芝居「沓掛(くつかけ)時次郎」で初の妊婦を演じる坂本は「博多座のとき53歳になってる。試行錯誤で毎日チェックしてる」と明かした。

 芝居で坂本は三味線に挑戦。五木の愛用品を使用している坂本は「私は不器用でして、(五木の歌の)邪魔にならないように。歌いながら心配されてると思う」と自信なさげに苦笑い。気持ちの張りを維持するためもあり、楽器の生演奏をお願いしたという五木から「博多座はさらにうまくなってます」と予告されると、「今の言葉でさらに緊張した」とこぼしていた。

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