ＮＭＢ４８の大田莉央奈（１６）が８日、大阪市のＮＭＢ４８劇場で行われた公演で、グループからの卒業を発表した。春から高校３年になる大田は、大学進学を目指して学業に専念するという。２６日に卒業公演を行う。

　大阪府出身の大田はドラフト３期生として２０１８年にＮＭＢへ加入。翌１９年８月発売の２１作目シングル「母校へ帰れ」、直近となる同１１月発売の２２作目「初恋至上主義」に２作連続で選抜入り。昨年９月にはチームＮに昇格し、次世代エース候補の１人とみられていた。

　ＮＭＢの公式ブログにはコメントもアップされた。「『夢は逃げない公演』で初日からセンターに選んでいただいたり、（２１作目シングル）『母校へ帰れ！』では選抜メンバーとして選んでいただいて、そして今はこうしてこのチームＮに昇格させていただきました。本当にＮＭＢ４８の時間は、人生の中ではほんの数年かもしれませんけど、本当にたくさん貴重な経験をさせていただいて、他ではできないことを学んで私は本当にアイドルになってよかったなって心の底から思います」とアイドル活動に悔いのないことを明かした。

　ファンへ感謝した上で、「春から高校３年生になるんですけど、高校生になる前からずっと大学に行きたいなって思っていて、そのためにはこの活動と学業の両立が難しくてずっと悩んでいて、それで学業を選ばさせていただきました」と決断を報告。最後の日まで全力投球を誓った。