ポン・ジュノ監督 アカデミー最有力「パラサイト」日本での盛り上がりに期待
韓国の俳優、ソン・ガンホ(52)とポン・ジュノ監督(50)が26日、都内で行われた映画「パラサイト 半地下の家族」(来年1月10日公開)の来日記者会見に出席した。
高台の豪邸で暮らす裕福な家族と半地下で暮らす貧乏な家族の出会いが予測不能の展開を巻き起こす物語。第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを獲得し、アカデミー賞最有力候補として名前が挙がっている。
世界中で本作が評価されている現状にガンホは「監督の20年に渡る努力と作家としての強い野心が実を結んだ」と笑顔。一方のジュノ監督は「予期せぬ楽しい騒動が起こっている。日本でもそれが起きたら良いですね」と更なる盛り上がりに期待を寄せた。
本作の構想を監督から聞いたのは4年前。韓国映画界を牽引するガンホだが、今回演じた貧乏家族の父親役には「年齢もそこそこになり品格が備わってきたので社長役かと思っていたら、まさかの半地下でした」と発言して笑いを誘っていた。
