嵐 激動の20周年 5人の決意、止まらぬ歩み
国民的グループ・嵐が25日、東京ドームで20周年記念5大ドームツアー「ARASHI Anniversary Tour5×20」の最終日を迎え、全50公演を完走した。昨年11月16日の札幌ドームから始まり、通算237万5000人を動員。この日は全国329の映画館でもライブビューイングが行われ、およそ19万人もファイナル公演の様子を見守った。今年1月に来年いっぱいでの活動休止を発表している嵐は、アンコールを含め計38曲を力の限りに送り届けた。
嵐にとってデビュー20周年という記念すべき2019年は、新たな試みに挑戦しつつ、一人一人の「決意」も目立った年だった。
年明け早々の1月27日、列島中を揺るがす「2020年いっぱいでの活動休止」の大ニュース。リーダー・大野智(39)の芸能活動休止に伴いグループとしての活動も20年末でストップするというものだった。
6月26日には20周年記念のベストアルバムをリリース。7月~11月にかけて初の展覧会「ARASHI EXHIBITION」を開催。7月9日、グループの生みの親・ジャニー喜多川さんが天国へ。5人は笑顔で“父”に別れを告げた。
「全世界で音楽を楽しんでもらう」というジャニーさんの願いのもと、10月にYouTube、デビュー日の11月3日にツイッターなど5つのSNSを解禁し、本格的にネット進出した。その後アジア4都市を巡るプロモーションを実施し“世界の嵐”を見せつけた。
11月9日の「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」の第2部「祝賀式典」での歌唱や、今月21日の東京・新国立競技場こけら落としライブなど国としての節目にも立ち会った。また、二宮和也(36)は11月12日に、元フリーアナウンサーの女性(39)との結婚を発表。「一人の男としてのケジメ」と決意を固め、グループ初の“ゴールイン”となった。