テレ朝幹部 土曜夕に移行のアニメ枠苦戦に「定着に時間かかる」…PR法検討中

 テレビ朝日の定例社長会見が26日、東京・六本木の同局で行われた。人気ドラマシリーズ「相棒」「ドクターX」が視聴率ランキングの上位を席巻するなど好調ぶりを維持している一方で、今年10月クールから金曜日の番組改編を大幅に行い、これまでの金曜午後7時台から土曜の夕方に移行した人気アニメ「ドラえもん」(土曜、後5・00)「クレヨンしんちゃん」(土曜、後4・30)の視聴率が低下していることについて言及した。

 西新取締役は「長年親しんで頂いたこともあり、(新たな枠への視聴の)定着に一定の時間が掛かると思っている。土曜のこの時間に定着できるようにしっかりPRなどを行っていきたい」と説明。同局の朝の情報番組「グッド!モーニング」などで時刻表示などにキャラクターを登場させるなどPR方法を様々に検討していることを明らかにした。

 「ドラえもん」は1981年から1681回で全平均14・7%、「クレヨンしんちゃん」は1992年から1088回で全平均12・8%の視聴率を獲得してきた。早川洋会長・CEOは9月24日の定例会見で、土曜夕方枠への両アニメの移行について、「良い時は20%あった。(今は)6~7%。週全体への影響は非常に大きなものがある。なんとか脱却したいと、見られる時間帯を探した」と経緯を説明していた。

 なお、11月16日の「クレヨンしんちゃん」は3・4%、「ドラえもん」は3・3%、11月9日は「クレ-」3・4%、「ドラ-」4・1%、11月2日は「クレ-」2・5%、「ドラ-」3・3%、10月26日は「クレ-」2・9%、「ドラ-」3・8%だった(数字はビデオリサーチ日報調べ、関東地区)。

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