大河「麒麟がくる」開始延期も 沢尻容疑者の代役で撮り直し検討

 合成麻薬MDMAを所持した容疑で16日に逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者(33)が、MDMA以外に大麻、コカイン、LSDの使用も認めていることが18日、捜査関係者への取材で分かった。さらに沢尻は調べに対し、10年以上前から違法薬物を使用していたと供述していることも明らかになった。

 沢尻容疑者は、来年1月5日から放送のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」に初回から出演予定で、既に10話までを撮り終えていた。NHKは代役を立てての撮り直しを検討しているが、調整が難航すれば放送開始の延期と放送回数の変更に追い込まれる可能性もある。

 「麒麟がくる」は明智光秀(長谷川博己)が主人公。沢尻容疑者は斎藤道三の娘で、後の織田信長の正妻・帰蝶(濃姫)役だった。関係者は「帰蝶役は準ヒロイン的な存在。来年秋までスケジュールを押さえられる女優を探すのは非常に難しい」と話す。

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