沢尻エリカ容疑者逮捕で芸能界大激震 CM3社、来年大河主要キャスト…被害は甚大

 女優の沢尻エリカ容疑者(33)が16日、東京都目黒区の自宅マンションで合成麻薬MDMAを所持したとして、警視庁組織犯罪対策5課に麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。「私のものに間違いありません」と認めている。3社とCM契約し、来年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」に重要な役どころでレギュラー出演予定で、業界は激震。多額の違約金は避けられそうにない。

 逮捕容疑は16日午前8時45分ごろ、自宅でカプセルに入ったMDMAを含む粉末約0・09グラムを所持した疑い。

 警視庁に「違法な薬物に関与している」などと情報提供があり同課が捜査。同日朝に家宅捜索し、自室の棚にあったアクセサリーケースの中から、ポリ袋に入ったカプセル2錠を発見、押収した。

 風邪薬などで使われるカプセルと同様の白色だった。同課はうち1錠を鑑定しMDMAと判明。残る1錠と尿の鑑定を進め、押収した携帯電話を解析して入手経路を捜査する。

 捜索時は同居の母親リラさんも自宅にいた。沢尻容疑者は静かな様子で立ち会い、取り調べにも素直に応じているという。

 TBSの報道では、前夜に東京・渋谷区のクラブを訪れてから帰宅していた。

 被害は甚大だ。「麒麟がくる」では織田信長の正妻となる斎藤道三の娘帰蝶(濃姫)を演じ、来年1月5日の初回から登場する重要な役どころ。6月にクランクインし信長と夫婦になることが決まるシーンも撮影済み。NHKは事実関係を確認中としているが、降板は不可避。

 大河への思い入れは深く、今月13日に合同取材会を開き、熱弁を振るっていた。ドラマの出演者発表会見でも、声を詰まらせ「たくさん失敗して、挫折もして、ここまでやってくることができました。沢尻エリカの集大成を見せたい」と決意。関係者によると、大河に集中するため、母のリラさんも公認の8年越しの交際男性と別れるほどの気合の入れようだったという。

 契約CMのうち、求人検索エンジン「Indeed」は前日15日に新CMを解禁しており、タイミングも最悪。ドラマと合わせ、億単位の違約金が発生するとみられる。

 容姿端麗で演技派として知られた沢尻容疑者は、2007年に主演映画「クローズド・ノート」の舞台あいさつで不機嫌な言動に終始する「別に」騒動を起こし、奔放な性格が露見。08年にハイパーメディアクリエーターとの交際が発覚後は拍車がかかり、09年に当時の事務所を「素行不良に加え、重大な契約違反」として契約解除された際には薬物が原因ではないかとも報じられていた。

 11年に現在の事務所に所属してからは心機一転、女優道に打ち込み、返り咲きしたとみられていただけに衝撃は大きい。

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