17歳、中井亜美が涙の銅メダル「本当に現実なのか」日本フィギュア最年少メダル!SPに続き圧巻のトリプルアクセル成功、ミス出て演技後は首傾げるもメダル決まり歓喜の涙
「ミラノ・コルティナ五輪・フィギュアスケート女子・フリー」(19日、ミラノ・アイススケートアリーナ)
五輪初出場の中井亜美(17)=TOKIOインカラミ=がフリー140・45点、合計219・16点で銅メダルを獲得した。17歳でのメダル獲得は10年バンクーバー五輪女子銀メダルで、中井の憧れの浅田真央さんの19歳を超え、22年北京五輪男子銀メダルの鍵山優真の18歳を抜く日本フィギュア最年少記録となった。坂本花織(25)=シスメックス=が2大会連続メダルとなる銀メダルを獲得した。
フリー「What a Wonderful World」にのり、冒頭の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)に成功。しかし3つ目の3回転ルッツからの連続3回転が2回転になってしまうミス。その後は完璧な演技をみせたが、演技後は口元に指をやってキュートに首をかしげた。
得点を見届け、メダルが決まると絶叫して歓喜の涙。金メダルのリュウ(米国)と健闘をたたえ合って抱擁を交わした。
インタビューでは「正直本当にびっくりしてます。緊張もほとんどしてなかったので、本当にいつも通りの自分をしっかり出せた。こうやって銅メダルという形で終われたことが本当にうれしいです」と笑顔。点数が出た後、喜びまでに時間があったことについては「どこに順位が出るか分からなくて、自分自身今何位だろうぐらいの気持ちで見てたら、『3位』って出て。本当に現実なのか疑うぐらいびっくりしました」と明かした。
SPでは圧巻の五輪デビューを飾った。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めるなどほぼ完璧な演技で自己ベスト、今季世界2位の78・71点をマークし、衝撃の首位発進。五輪でのトリプルアクセル成功は伊藤みどりさん、浅田真央さん、樋口新葉さんの3人で、中井は最年少での達成となった。今季限りで現役引退を表明している2位の坂本花織も「日本の世代交代は安泰ですね」と感嘆した。
浅田真央さんが10年バンクーバー五輪で銀メダルを獲得した演技に魅了され、5歳から競技を開始。憧れの人と同じトリプルアクセルを武器に、シニア本格参戦の今季はGPシリーズ開幕戦のフランス大会でいきなり日本女子史上3人目の初出場初優勝を果たし、大きく飛躍を遂げた。メダル候補の1人として、憧れの存在と同じ舞台に立ち衝撃の首位発進。フリーでは、憧れの“浅田真央超え”となる金メダル獲得を目指した。
◆中井亜美(なかい・あみ)2008年4月27日、新潟県出身。浅田真央さんに憧れて5歳で競技を始めた。21年に千葉県に拠点を移し、中庭健介コーチに師事。23年世界ジュニア選手権3位。シニア本格参戦の今季、GPシリーズ開幕戦のフランス大会で日本女子史上3人目の初出場優勝を果たした。ファイナルは日本勢トップの2位。全日本選手権で4位となり、五輪代表入りを決めた。通信制の勇志国際高千葉2年。TOKIOインカラミ所属。150センチ。
