歌手の加山雄三（８２）が１２日、所属レコード会社を通じて報道各社にファクスを送り、脳梗塞を発症したことを発表した。

　発表によると、加山は今月８日の午後７時ごろに自宅で体調不良を訴え、病院に急行。即座に検査したところ、右の脳に軽い脳梗塞が見つかった。

　現在、点滴加療を目的に入院しており、順調に回復に向かっているという。大事をとって、１６日の埼玉・大宮ソニックシティでの公演を来年１月１５日に、２８日の北海道・札幌文化芸術劇場での公演を来年３月２４日に延期するが、１２月１４日の東京・渋谷ｂｕｎｋａｍｕｒａオーチャードホールでの公演は予定通り行う。

　レコード会社は、急なスケジュール変更を謝罪。その上で「改めて万全な状態で、皆様に歌と元気をお届け出来ますよう、準備をしてまいります」とコメントした。

　加山はファクスにコメントも添えており、「皆さん、ご心配をおかけしてます。今のところ病気による症状は何もなく、自分としてはいたって元気にしています」と大ごとではないことを強調。「自宅で気づいた時、ただちに病院へ向かった行動が大きな救いだったように思います」と無事を報告した。

　思わぬ経験を踏まえて、早期発見の大事さを訴えつつ「いち早く回復してみなさんの前に元気な姿をお見せできますよう治療して参りたいと思います。しばらく時間をくださいね」とカムバックを約束した。