茂木健一郎氏 マラソン、競歩の札幌開催案に賛同…「良い決定だと思う」
脳科学者の茂木健一郎氏が17日、ツイッターに新規投稿。国際オリンピック委員会(IOC)が、猛暑が懸念される東京五輪陸上のマラソン、競歩について札幌で開催することを検討すると発表したことに「良い決定だと思う」と賛同した。
茂木氏は「東京オリンピックのマラソンや競歩の開催地を、札幌に移すという提案がIOCからあった。東京の街を走るところを見たかったし、組織委員会の方や関係者も、いろいろ準備してきたところだとは思うけれども、一度IOCからこのような提案があった以上、最終的には札幌で開催するしかないように思う」と残念な思いを示しながらもIOCの案に同意した。
続くツイートで、「IOCからの提案の理由が、アスリートの健康という誰も反対できないことである以上、今後、東京でマラソンや競歩を開催する可能性をいろいろと議論したとしても、結果として、アスリートの健康を十分に考慮していないという印象が残る。だから、結論としてはIOCの提案に従うしかないと思う」とした。
さらに投稿し、「IOCの今回の提案には、やはり先日の世界選手権での衝撃があったのだと思う」とドーハ世界陸上が酷暑だったことを引き合いにだした。「東京でマラソンや競歩が見られないのは残念だが、逆に札幌の街を選手たちが走るところを見られる。結論がおそらく避けられない以上、早く頭を切り替えて、対応を考えた方が良いのではないかと私は考える」と指摘。
「マラソンを東京から札幌に移すのは良い決定だと思います」と重ねて札幌案に賛同した。