民放連会長 BPO審議入り番組の多さに「個別事情ある、言葉は控える」

 日本民間放送連盟(民放連)の定例会見が19日、都内で行われ、民放連会長の日本テレビ・大久保好男会長が出席。今季に入り放送倫理・番組向上機構(BPO)審議入りの番組が多いのでは?という質問に「番組には個別に事情があるので、それをまとめて何かを言うのは控えたい」というにとどめた。

 今月に入り、BPOの放送倫理検証委員会には、TBS系「消えた天才」と北海道放送の「今日ドキッ!」の2本が審議入り。「消えた天才」は、リトルリーグ投手の投球を2割早回しし、実際よりも球が速く見えるように映像を加工し、番組は現在休止に。「今日ドキッ!」は、参院選公示前日に特定の候補者が選挙に備える様子を放送し、公平性に欠けるとの指摘があった。

 その他にも、6月には読売テレビ「かんさい情報ネットten.」で、一般の人の性別を執拗に聞くコーナーが問題となり審議入り。7月には関西テレビ「胸いっぱいサミット!」も、コメンテーターが韓国人の気質について「手首を切るブスみたいなもん」などと発言し、審議入りしている。

 これらについて大久保会長は「委員の皆様にはご負担をおかけしている」とした上で「ただ、この数自体はどうかということにコメントすることは、なかなか難しいと思う」と回答。そして「それぞれの番組についてBPOで取り上げているということなので、番組には個別事情あるでしょうから、それをまとめて何かを言うのは控えたい。それぞれの製作されている方に聞くのが一番適切ではないかと思う」と語るにとどめた。

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