タッキー社長“脱・ジャニー氏”はせず「永遠のアシスタント」

 ジャニーズアイランド社長の滝沢秀明氏(37)が3日、東京・帝国劇場で初日を迎えた、演出サポートを務める舞台「ドリームボーイズ」の開演前に、デイリースポーツなどの取材に対応。自身の今後の演出方針について、「脱・ジャニー社長」で自分の色を出すことは避ける思いを明かした。

 タッキー社長は「(脱却という)そういう思いも、以前はありました」と吐露。その上で「今は、ジャニーさんが作ってきた世界観とか思いを、僕がつなげる役をやらないといけないなと思ってまして…。『永遠のアシスタント』というか、そういう決意になりました」と語った。

 その真意について「もちろん、時代を変えることも大事だと思うんですけど、それと同時につなげる人も必要だと思うんです」と説明。「タレントたちは、時代を作る人。僕は裏に回ったので、ジャニーさんの思いを伝える役目なのかなと」と、自身の立ち位置を改めて強調した。

 昨年9月に突然、芸能界からの引退を発表。裏方としてジャニー氏のイズムを受け継ぐ覚悟を示した。それから間もなく1年。タッキー社長は「これからの子たちが現場でもまれて、どんどん成長していく、輝いていく姿を見て、心地良さを感じるようになってきた。ジャニーさんが言っていた『生きがい』というのは。こういうことなかと感じますね」と思いを新たにした。

 実際に裏方に回り、半年以上が過ぎた。「時代も変わり、ある意味今の子の方がいろんなチャンスがあって、うらやましいなと思います。だから、絶対につかみ取ってほしい」と、若い世代に対して大きな期待を口にした。

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