柳美里氏 メンション欄へのヘイト投稿に「美しい日本語の作品を生み出して闘う」

 芥川賞作家の柳美里氏が3日、ツイッターに新規投稿。自身のツイッターのメンション欄に「朝鮮に帰れ!」などの言葉があふれているとし、その上で「美しい日本語の作品を生み出すことで、わたしは、わたしなりに闘っていきます」と決意を示した。

 柳氏は「わたしへのメンション欄は『朝鮮に帰れ!』『病院へ行って治療しろ!』の大合唱だけど、これからも、わたしは福島県南相馬市小高区で本屋と演劇を続けていくし、日本語で小説や戯曲やエッセイを書いていきます。美しい日本語の作品を生み出すことで、わたしは、わたしなりに闘っていきます」と投稿した。

 柳氏は2018年、東京電力福島第1原発事故で避難区域となった福島県南相馬市小高区の自宅を改装して書店を開いた。「つらいときに別世界の扉を開けられるような本を選んだ。立ち読み大歓迎の居心地のいい空間にしたい」としている。

 柳氏は別の投稿で、質問に答える形で「わたしの両親は韓国籍を有しています。わたしは日本で生まれ育ち、韓国籍を有しています」とし、「母語である日本語で読み、書き、話しています。日本人なのか?韓国人なのか?と問われれば、どちらでも無いともいえるし、どちらでもあるともいえますね」と投稿している。

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