辻仁成 差別受けたGACKTに感心

 ミュージシャンのGACKTがパリのホテルで露骨な人種差別に遭ったことをブログで明かしたことを受け、パリ在住の作家でミュージシャンの辻仁成がツイッターで「彼の対応、よいね」と感心。差別を受けたと感じた場合は「相手を徹底的に問い詰めるべき」と自らの経験をもとに持論を示した。

 ブログによると、GACKTはホテルで朝食をとる際、眺めのいい席に座ったところ、移動するよう言われ、中国人らほかのアジア人も同様に移動させられた。その様子を見た上で、再び入店。再度眺めのいい席に座ると、案の定、店員から「向こうに座れ」とアジア人ばかりが固まって座らされている“アジア人席”への移動を命じられた。

 GACKTは笑顔を作りフランス語で「なんでだ?分かり易いように説明してくれ」「大きい声で、わかりやすく言ってくれ」と説明を求めると、店員はあきらめて去っていったという。

 GACKTの件がネットニュースになった後、辻は「ミュージシャンのガクトさんがパリで差別受けた記事読んだ。彼の対応、よいね」と感心した様子でツイート。

 「差別されたと感じたら、パリでは、相手を徹底的に問い詰めるべき。ただ差別してるのがフランス人とは限らない。堂々と挑めば差別は受けにくい、とおいらは思う。」とパリ在住者としての意見を示した。

 そして「おいらは相手をじっと睨みつけ、最後は日本語で罵倒します。」と差別された場合の“辻流対処法”を明かした。

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