三大テノール、ドミンゴにセクハラ疑惑
ルチアーノ・パバロッティ氏(故人)、ホセ・カレーラスと並び、「世界三大テノール」として世界的に有名なスペイン出身のオペラ歌手、プラシド・ドミンゴ(78)に、セクハラ疑惑が浮上した。AP通信が報じ、英「テレグラフ」「ガーディアン」紙(電子版)、米FOX NEWSなど英米の複数メディアなどが伝えている。
AP通信は、8人の歌手、ダンサー1人が1980年代後半から、長年セクハラや不適切な行為を受けていたと告発していると報じた。
うち1人は「スカートの中に手を入れられた」、3人は「ディープキスをされた」などと詳細に証言。場所は、楽屋や、ホテルの部屋でのランチ・ミーティングの後だったという。ステージのスタッフやダンサー、歌手、オーケストラ関係者など30人以上の目撃証言があるとしている。
ドミンゴ氏はAPに対する声明で「誰かを苦しめたり、不快な思いをさせたかもしれない、と聞くのはつらい」とし、「私と一緒に仕事をしたことがある人なら、私が意図的に誰かを傷つけたり、はずかしめたり、危害を加える人物ではないと知っている」と主張している。