NHKの木田幸紀放送総局長が24日、東京・渋谷の同局で定例会見を開いた。
NHKが、18日に放火被害にあった「京都アニメーション」に対し、2020年に迎える東京オリンピック、パラリンピックに向け、パラスポーツへの関心を高めるためのアニメ制作を依頼していたことが会見で明かされた。事件当日も、午前11時から京アニで関連取材の撮影を行う予定だったという。
NHKは現在、被害者への対応が最優先であるとして作業を止めていると説明。木田総局長は、多くの人が被害にあったことを悼み、「また制作体制がとれる時になれば、ぜひ世界に通用するアニメーション作りのため力を合わせたい」と述べた。