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竹村健一さん逝く パイプ片手に「だいたいやねぇ」昭和の政治斬った論客

 パイプを持つ竹村健一氏=2010年ごろ、都内(遺族提供)
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 「だいたいやねぇ」で始まる関西弁の辛口コメントで知られる評論家の竹村健一(たけむら・けんいち)氏が8日午後7時38分、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。89歳。大阪府出身。近親者で密葬を行った。喪主は長男真一(しんいち)氏。

 1953年、京大を卒業し毎日新聞に入社。その後フルブライト奨学生として米国留学した。英文毎日記者の傍ら、英会話入門書やラジオの台本を執筆。追手門学院大助教授などを務めた。

 60年代後半から本格的な評論活動に。「世相講談」「竹村健一の世相を斬る」などのテレビ番組では、関西弁による歯に衣(きぬ)着せず分かりやすい時事解説と、パイプをくわえた風貌で人気を博した。

 テレビCMにも多数出演し、流行語を生んだ。明光商会のシュレッダーのCMでは、手帳を持ち「私なんか、これだけ」と呼び掛けるさまが話題に。キッコーマン「デリシャスソース」のCMで「モーレツからビューティフル」「デリーシャスの時代ですよ、デリーシャス」という言葉もヒットした。

 家族が11日に発表した談話によると、竹村氏は80歳で引退し、旅行やテニスを楽しんでいた。最近の約2年間は入退院を繰り返し、誤嚥(ごえん)性肺炎などで危険な状態になったこともあったという。

 談話は「いつも笑いの絶えない病室だった。回復力で私たちを驚かせてくれた。最期は家族に見守られ、旅立った」としている。

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