テレビ東京、吉本興業にコンプライアンス徹底求める 反社勢力への営業問題

 テレビ東京が4日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。2014年に吉本興業の所属芸人らが金銭を受け取った上で反社会的グループの会合に出演していた問題について、小孫茂社長は吉本興業側に担当者から口頭で、コンプライアンスの徹底を求めたと明かした。

 小孫社長は「大変残念なことだと思っております」と所感を述べ、「社会的な影響を考え、総合的に判断して、当該タレントの方々の今後の出演を見合わせることに決定しております」との措置をとっていると語った。民放連として、またテレビ東京グループとして、反社会的勢力との関わりを持たない指針や行動規範を定めていることを例示。関係したタレントの所属事務所には「担当の方から、コンプライアンスの遵守をさらに徹底していただきたい旨、口頭ではございますが、申し入れてございます」と説明した。

 問題全体を見渡して、「思わぬところから広がった、この闇といわれるものでございますけれども、これが払しょくされるような形に早くなっていけばいいなと考えております。まあ、時間がかかるとは思いますけれども、きちんきちんと対応していくことが、今、最も大切なのではないかと思っております」など思いを語った。

 また、担当の井上康常務は吉本興業に対して「信頼を損なうことがあったので、厳しくコンプライアンスの遵守、今後の再徹底をお願いした」と明言した。

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