【弁護士の見解】田口淳之介、小嶺麗奈両被告が保釈 更生に向け内縁関係解消も

 KAT-TUNの元メンバーで歌手の田口淳之介被告と、内縁関係にあった元女優・小嶺麗奈被告が7日、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。「弁護士法人・響」の西川研一代表弁護士はデイリースポーツの取材に対し、2人の内縁関係の解消について「可能性はある」とした。

 夫婦や交際相手同士の薬物事件では、互いに相手をおとしめていくケースがたびたび見られる。一般的な見解として「弁護士としては別れさせますよね」とした。田口被告と小嶺被告についても「健全な関係とはいえない」ため、「更生させるのであれば、『別れて別々の人生を歩みます』という方がいいでしょうね」と見解を示した。

 保釈条件として「共犯者と会うこと」「事件の関係者との接触」「電話、メールでの連絡」などが禁止されるとみられ、保釈後、2人は別々の住居で生活することになる。

 一緒に住んでいた住居を訪れる際に、鉢合わせをしないように弁護士を通じて連絡を取るようなことはあるが、被告同士の連絡はできない。ただ、2人の事件を1つの裁判として取り扱うことになれば、同じ法廷に2人がいる、ということもあり得るという。

 また、判決が出た後は保釈条件に従う必要がなくなるため、2人の関係が続いていれば裁判終了後、元通りの内縁関係に戻ることも制限はできないという。

 量刑については懲役1年6月、執行猶予3年と推測した。

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