ブラックマヨネーズの吉田敬（４５）が４日、大阪市内で著書「黒いマヨネーズ」（幻冬舎刊）のヒット記念イベントを行った。雑誌「パピルス」「小説幻冬」に連載されたエッセイをよりすぐり、１冊にまとめたもので、２月の発売から４度重刷される人気となった。

　今作に並々ならぬ思いのある吉田は４月に、「『よしもと出版部』はひどい。俺の『黒いマヨネーズ』を売るために何もしていないのにマージンを大量に取る。害悪」などと所属事務所を批判するブチ切れツイートを連発した。

　この日、進行を務めた学天即・奥田修二から“荒ぶるツイート”のことを聞かれると、「宣伝のつもりはなかった」とした。さらに、いきなりツイッターで“暴走”したことを否定。仕事場の楽屋でも不満を口にした上で、収まらない怒りをぶつける「サンドバッグ」としてツイートを利用したとした。吉田は「（過激ツイートを）やったら、みんな喜んでくれて。その後、（黒い－の）売り上げがちょっと増えた。吉本出版の悪口を書けば売り上げが増えると、ちょっと多めに（ツイートを）やったかも」と穏やかに振り返った。

　吉田の痛烈ツイート連発時には、見かねた？さまぁ～ず・三村マサカズが反応。「吉田よ。良い本。面白い本は、作者の人柄も見て読者は思うんだよ。あんまり文句言うなよ。面白い本は浸透するのに意外と時間がかかる。この本は間違いなく面白いのだから」となだめるツイートをし、吉田が「僕は文句言うべき時は言うべきと思うのですが、三村さんの言葉で、僕は言いすぎてると気付きました」などと感謝するやりとりが話題となった。