松坂桃李、祖母役・希林さんが毎回弁当を 「孫のように接してくれた」

 俳優の松坂桃李(30)が11日、エッセイストの阿川佐和子氏(65)が司会を務めるTBS系「サワコの朝」(土曜、前7・30)に出演。2012年の初主演映画「ツナグ」で孫と祖母役で共演し、昨年亡くなった樹木希林さん(享年75)との思い出を語った。

 「ウワサでは怖い方というイメージがあったんで、現場で何かあったら帰られたらどうしようと。どれだけ怒られるんだろうと、不安を抱えて現場に入ったんですけど。すごく優しくて。今も1人暮らしなんですけど、ちゃんとしたご飯を食べてないと、どっかで聞いたのか、タッパーにご飯を詰めて持ってきてくれたり。毎回持ってきてくれて。心配だったんでしょうね」と振り返った。

 撮影後も作品の宣伝でともに番組出演もしたが、告知などが不慣れだったため、樹木さんからは本番前に「『本日は番宣でやってまいりました』と先に言いなさい」とレクチャーされたという。天国の樹木さんを思い浮かべ、「孫のように接してくれたなと、今ではすごく思っていて」と感謝した。

 また、姉と妹に挟まれた3人きょうだいで、母親を含めて強い女性の中で育ったという松坂は、穏やかな父親から「いいか、桃李。女には決して逆らうな」と言われたと笑顔で明かした。

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