藤山直美 がん治療から復帰し「だいぶ戻ってきた」…令和初舞台へ稽古では全開

 女優の藤山直美(60)が2日、大阪市の大阪松竹座で行われた主演舞台「笑う門には福来たる~女興行師 吉本せい~」(3日初日)の公開通しげい古に参加した。乳がんのため、17年2月から昨年10月まで休養していた藤山にとって、復帰後初の“ホーム”での舞台となる。

 2016年10月以来、4度目の上演で、今回も吉本興業の創始者・吉本せいを演じる藤山は「体力もちょっとずつ戻ってきたんで、大阪の皆さんに楽しんでもらいたい」と笑顔を見せた。体調については「皆さんにサポートしてもらっているのを感じます。共演の方々に感謝です。100%じゃないですけど、だいぶ戻ってきた感覚があります」と元気な声で明かした。

 「令和」に改元されての初舞台。1日午前0時にはホテルにいたという藤山は「テレビを見ながら、平成に感謝して、令和が良い時代になるよう願いました」と振り返った。

 また、夫役の田村亮(72)は「直美さんはボチボチ元気になったと言ってるけど、稽古からエンジン全開で笑わされている。幕が開いたらどうなるのか」と藤山の回復に太鼓判。息子役の西川忠志(51)が「直美さんが大病をされて元気に戻って来られた。『いつまでも長生きして下さい』というセリフも、お母ちゃんと直美さんがリンクして。直美さんを拝見してるだけで、自然と息子の(役の)中に入れます」と思いを口にすると、藤山はかみしめるように聞き入っていた。

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