歌手・俳優として活躍した萩原健一さんが２６日にＧＩＳＴ（消化管間質腫瘍）のため亡くなった。その死が明らかになって一夜明けた２９日、朝のワイドショーは各局、大きく萩原さんの早すぎる死を取り上げた。特に日本テレビ系「スッキリ」では、萩原さんの代表作の多くが日本テレビ系であったことから、懐かしい映像をふんだんに紹介した。

　萩原さんが俳優として存在感を示したのが、伝説的刑事ドラマ「太陽にほえろ」の新人刑事・マカロニ役。番組では「俺は刑事なんだよ」「動くな、ぶっ放すぞ！」などといったシーンを放送。

　続けて水谷豊とのコンビで大人気を博した「傷だらけの天使」。これも日本テレビ系だったことから、鮮烈な印象を残したオープニング映像の一部を放送。新聞紙をナプキン代わりにトマトを丸かじりし、牛乳瓶のふたを歯でこじあけ、ガブ飲みする、あまりにも有名なオープニングシーンを流した。

　更には「前略おふくろ様」のシーンも放送。これも日本テレビ系だった。萩原さんは、心優しい板前の役を演じ、多くの人の心をつかんだ。

　番組に出演していた菊地幸夫弁護士は、当時の萩原さんの人気について「比較するのはあれかもしれないが、羽生結弦さんみたいな、女の人がみんなキャーっていう、超が付くスーパースターでした」と萩原さんの人気ぶりを語っていた。