日テレ 「ナカイの窓」、「MOCO’Sキッチン」終了理由を説明
日本テレビが14日、都内の同局で19年4月期の番組改編説明会を開いた。この春で終了する番組・コーナーのうち「ナカイの窓」、「1周回って知らない話」、「ZIP!」内の「MOCO’Sキッチン」について、それぞれの終了理由を岡部智洋(ともみ)編成局担当局次長兼編成部長が説明した。
水曜午後11時59分からの「ナカイの窓」は、約6年半放送されてきた。毎週のテーマごとにゲストを招き、心理分析を含めたトークを展開する。円卓の中心にカメラを配置する演出も番組の持ち味だった。
岡部氏は「まさに水曜日の、あの時間と言ったら『ナカイの窓』というブランドのようになっていますし、横並びの中でも非常によい視聴率を獲得していただいて、感謝の言葉しかないです」と表現した。しかし、中居が今春に新番組を担当する金曜深夜24時30分からの枠で、20代、30代前半の視聴者開拓を狙うとしており、「金曜日の夜というのが、若い世代の方たちがテレビを見やすい時間帯でもありますので、そちらの時間帯の方に、中居さんのMC力を生かして、新しい視聴者層の、開拓の一環として頑張っていただきたい」と「ナカイの窓」終了と新番組開始の理由を説明した。
また、若い世代には知らない芸能人にまつわる疑問やエピソードを改めて掘り下げる「1周回って知らない話」は完全には終了せず、単発の特番として継続する。岡部氏は「次のフェーズに入ったということですね」としており、4月中にも1度、特番を放送する予定だとした。
俳優の速水もこみちが料理の腕前を披露する「MOCO’Sキッチン」も終了する。オリーブオイルをたっぷりと、あえて高い位置から注ぐ演出など、従来の料理コーナーとは一線を画す演出で視聴者の心をつかんだ。岡部氏は「2011年に『ZIP!』ができた時から、8年にわたって『ZIP!』と言えば『MOCO’Sキッチン』というブランディングにもつなげてもらって」と感謝したが、「昨年10月、今年の4月、『ZIP!』を新たにしていく中でコーナーとしては終了に至ったということです」と、「ZIP!」全体で見てのリニューアルを理由とした。
