M-1王者・霜降り明星、未来への思い 夢はお笑いニュージェネレーションの番組

 昨年12月、史上最年少で漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」を制した霜降り明星。せいや(26)の破天荒なボケに、粗品(26)の切れ味抜群のツッコミで、新世代の笑いを作り上げた。10日に行われるひとり芸No.1決定戦「R-1ぐらんぷり」にも粗品が出場。準決勝で敗れたせいやも敗者復活での決勝進出の可能性を残す。お笑いの存在が「人生を変えた」という2人が、積み重ねてきた苦労、そして未来への思いも口にした。

 デビューから5年での、史上最年少でつかんだM-1の頂点。粗品は「決勝に行くまでは長かった気がするんですけど、優勝するのは意外に早かったかな」と、思いのほか淡々と語った。

 今大会で特殊だったのが、前半戦の“重い雰囲気”だったという。粗品は「前の年の決勝戦は最初から盛り上がっていた。今回は異常に重いというか…」と改めて語り、せいやも「裏では『俺が優勝するねん!』じゃなくて、『番組を盛り上げないかん、このままやったら、来年えらいことになるぞ』、って。みんなで鼓舞し合ってました」と明かした。

 若いコンビにとっては、押しつぶされそうな空間。そこで生きたのが、同年の「R-1」での経験。粗品は「大舞台での緊張感というか、生放送の賞レースでネタをやる感覚。M-1では、ちょっと楽になりました」と口にした。

 今年もR-1に、2人ともエントリー。粗品は見事に決勝進出を決め「R-1のケリは、R-1でつけたい」と“2冠”に強い意欲を示す。せいやも準決勝まで勝ち進み、敗者復活をもくろむ。「粗品がR-1で優勝してもうたら、僕がヤバいじゃないですか。だから僕もピン芸をやらざるを得なかった。1人でも芸を磨かんと、『ああ、あのコンビは粗品だけやな』となるのが嫌だった」とせいや。「その抵抗で、最終的に2人が個々に強くなった」と危機感が、2人の笑いを成長させたと強調する。

 早々と頂点に立った2人だが、「挫折はいっぱいありましたよ。3年前、M-1の3回戦で落ちたときは、2人でやめようと話した」と粗品。「『若いのに、苦労してへんやろ』と言われるけど、気持ち的にはラストイヤーの方々と同じぐらい。ダラダラとはやってない、密度の濃い5年でしたね。必死にもがいてましたから」と言葉に力を込めた。

 2人にとって、漫才とは-。せいやは「正直、ラッキーアイテムですかね」とニヤリ。「漫才というものが、たまたまこの世にあったおかげで、僕、メチャクチャ最高の人生になってるんですよ。最高のアイテム」と言い放った。そんなせいやの持つ夢は「僕ら世代の芸人とか、20代のYouTuberとか、ミュージシャンとか全員で、『お笑いニュージェネレーション』の番組を作りたい。僕らだけじゃなく、世代のでっかい目標ですね」と、さらに大きな舞台を見据えた。

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