猪木参院議員 国民民主党会派入り 小沢一郎共同代表と北朝鮮訪問意向も

 無所属のアントニオ猪木参院議員(76、比例)は21日、東京都内で記者会見し、国民民主党会派入りを表明した。「元気があれば会派も組める。政治改革に向け、力を合わせて頑張りたい」と気勢を上げた。現在の参院会派勢力は、国民と立憲民主党が27議席で並んでいる。猪木氏の加入で国民会派が野党第1会派となり、国会運営で与党との交渉役を担う。猪木氏は会見に同席した自由党の小沢一郎共同代表(76)とともに北朝鮮を訪問したい意向であることも明かした。

 猪木氏が得意のフレーズをまじえて政治改革への思いを語った。会見には国民の玉木雄一郎代表(49)のほか、国民と統一会派を組む自由党の小沢一郎共同代表が同席。猪木氏は「元気があれば会派も組める。政治改革に向け、力を合わせて頑張りたい」とぶち上げた。会派入りの理由については「自民党の独断ではなく、バランスの取れた政治にしないといけない」と説明した。

 小沢氏は「国政に引き続き参加し、大きな問題に尽力してもらうことを希望する」と述べ、猪木氏に改選を迎える夏の参院選に立候補するよう求めた。しかし、これに対し、猪木氏は「一寸先はハプニングだ。先の話は次にしたい」とコメント。参院選への対応は明言を避けた。

 関係者によると、猪木氏合流の仕掛け人は小沢氏で、今月、猪木氏と複数回面会し、国民会派入りを要請したと見られる。

 現在の参院会派勢力は、国民と立憲民主党が27議席で並んでいる。猪木氏の加入で国民会派が野党第1会派となり、国会運営で与党との交渉役を担うことになる。

 ただ、国民は、立民入党の意向を示している藤田幸久参院議員(茨城選挙区)を除籍(除名)処分とする方針を決定済み。正式に処分が決まれば、藤田氏は国民会派から立民会派に移動するため、今度は立民が野党第1会派となる。

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