辻本茂雄 座長勇退、当初は抵抗感も「若手育てて恩返しせなアカン」

「茂造じいさん」舞台の発表会見を行った辻本茂雄=京都・祇園花月
「茂造じいさん」舞台の発表会見を行った辻本茂雄=京都・祇園花月
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 吉本新喜劇の座長職を2月限りで勇退することを発表した辻本茂雄(54)が8日、京都・祇園花月公演「茂造の覚悟」(4月23日~)の発表会見を同劇場で行った。“勇退”には当初は抵抗があったことも告白した。

 1999年から20年、座長として新喜劇の人気復活に尽力。勇退の経緯について辻本は、約1年前に吉本から世代交代があるかもと知らされ、昨秋に勇退が決まったと説明した。しかし、「動員数なら野球でいう3割30本なのに辞めんのか、との感じは少しありました」と当初は抵抗があったことを明かした。

 ただ、若手の育成が急務となっている現状を話し合ううちに「ベテラン座員になって支えて、若手を育てよう」と決意を固めたと説明。若手時代にメイン役者になるために、当時の“アゴネタ”を捨てたことなど、新喜劇人生を振り返りながら「僕は芸人として育ててくれた吉本新喜劇が大好きです。今は若手を育てて、恩返しせなあかんという気持ちです」と語った。

 座長を離れ、自由な立場となることで、さらに代表ネタの「茂造じいさん」などで大暴れしたいという。後進の座長らに「うまいこと回してほしいです」と期待した。

 今後も、特別公演などでは座長を務め、今夏には「辻本新喜劇」を上演予定。最近は、勇退を惜しむファンに泣かれることもあるそうで「辞めるわけでないので、号泣すんのはやめて」とお願い。これからも「笑って、感動したら、どうや~」とアピールしていた。

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