9歳の天才囲碁少女菫さん 女流世界トップと堂々対局「また打ちたい」

 女流世界トップの崔精九段と記念対局する仲邑菫さん=ソウル(共同)
 女流世界トップの崔精九段(左)と記念対局する仲邑菫さん=ソウル(共同)
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 4月に史上最年少の10歳で囲碁のプロになる仲邑菫(なかむら・すみれ)さん(9)が23日、ソウルで女流世界トップの崔精九段と記念対局した。ハンディ戦で打たれたが、菫さんが投了した。敗戦後に記者会見した菫さんは「(崔九段は)強かったです。もう少し力をつけたい」と悔しさをにじませた。

 日韓の報道陣が押し寄せた中で行われた対局。菫さんはテレビカメラが多く「緊張した」という。今後のプロ入り後の公式大会でも崔九段と「また打ちたい。(その時は)頑張りたい」とほほえんだ。

 崔九段は菫さんについて「緊張で本来の実力が発揮できなかったのでは」と気遣いながらも「最後までベストを尽くそうとする姿勢や自信を持った様子に潜在力を感じた」と述べた。崔九段は国際棋戦で優勝を重ね、世界2強の一角とされる。

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