“出版界の風雲児”幻冬舎・箕輪厚介氏著書CD化 本人そっくり「狂介」の新曲も収録

 レーベルの大先輩、北島三郎の像にあいさつする箕輪厚介氏
真剣な表情でCDについて語る箕輪厚介氏
 箕輪氏の著書「死ぬこと以外かすり傷」
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 “出版界の風雲児”としてヒット作を量産している幻冬舎の編集者・箕輪厚介氏(33)の著書で、発行部数11万部のベストセラー「死ぬこと以外かすり傷」(マガジンハウス刊)がCD化されることが22日、分かった。箕輪氏が選曲&監修した同名のコンピレーションアルバムが4月17日に発売され、箕輪氏プロデュースによる謎の新人アーティスト・箕輪☆狂介(24)の新曲2曲が収録される。厚介と狂介はよく見るとそっくりなのだが、果たしてその正体は-。詳細を聞くべく、箕輪氏を直撃した。

 20~30代を中心に熱狂的に支持されるベストセラーが、CD化される。

 昨年8月に発売された「死ぬこと以外かすり傷」は、箕輪氏の仕事論をつづった一冊。売れっ子編集者として、35万部を超えるヒット作となった堀江貴文氏(46)の「多動力」や、動画配信サイト「SHOWROOM」の社長・前田裕二氏(31)の「人生の勝算」「メモの魔力」などを手がけ、1年で計100万部を売り上げた剛腕が、圧倒的な熱量を伴った哲学を開陳している。

 CD化の話が持ち上がったのは、昨年10月。演歌歌手の北島三郎(82)らが所属する日本クラウンが、新生活を迎える学生や社会人に向けた“応援CD”として、同書と同じメッセージ性を込めたコンピレーションアルバムの制作をオファー。格闘イベント「PRIDE」のテーマ曲や、ロックバンド・GOING STEADYらの楽曲が収録される予定で、箕輪氏は「耳で聞くビジネス書です」と、その“効能”をアピールした。

 箕輪氏は「今、ビジネス書を買うのは、昔で言うとTHE BLUE HEARTSのCDを買っていたのに近いと思う。今のビジネス書は、ノウハウとか実践的な知識を売っているのではなくて、(著者の)生きる姿勢を売っている」と、独特な表現でビジネス書籍の現状を分析。「今回の音楽も、メッセージをいろんなやり方で伝えていくことの1つです」と訴えた。

 著書で提示したように「常識に縛られるな」「今を生きろ」「とにかく動け」と自身の哲学と共鳴する楽曲を選曲。既存曲だけでなく、箕輪氏がロシア・カムチャッカで発掘してきた新人アーティスト・箕輪☆狂介(24)による新曲2曲も収録する。うち1曲は、今月いっぱいでアーティスト活動を終える、ぼくのりりっくのぼうよみ(20)のプロデュース曲となる。

あくまで別人

 厚介と狂介はどことなく面影が似ており、古坂大魔王(45)とピコ太郎(55)の関係性にも見えるのだが…、箕輪氏はあくまでも別人だと強調。昨年12月24日にロシアでスカウトしたといい、プロフィルを明かした。

 「狂介は日本出身なんですが、物心ついたときからロシアにいて、両親を知らない。恋愛をしたこともない。寒いのに薄着で歩いていて、話しかけたら『燃えるものがない…』と言うから歌を歌わせたら、うまくはないけど一生懸命。すごい勢いで上達してます」。

 米大リーグ、カブスのダルビッシュ有投手(32)もツイッターで狂介に注目しており、CDの自腹購入を宣言。箕輪氏は「狂介は大谷翔平選手、羽生結弦選手と同じ94年生まれの黄金世代。目標は紅白とレコ大です」とぶち上げ、音楽業界でもヒットを飛ばす意気込みだ。

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