竹中直人 市原悦子さんの独特の音色の声が「僕を支えてくれた」

市原悦子さんとの思い出を語りながら涙を拭く竹中直人=青山葬儀所
市原悦子さんとの思い出を語る竹中直人=青山葬儀所
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 今月12日に心不全のためになくなった女優の市原悦子さん(いちはら・えつこ、本名塩見悦子=しおみ・えつこ、享年82)の通夜が17日、東京・青山葬儀所で営まれ、阿部寛(54)、布川敏和(53)ら関係者600人が参列した。

 96年のNHK大河ドラマ「秀吉」で親子役で共演した俳優の竹中直人(62)は時折涙を浮かべながら取材に対応。市原さんの人柄を「とても優しい方」と振り返り、「市原さんの独特な音色で『秀吉』と呼ぶ声が僕を支えてくれました」と天国の“母”へ感謝した。

 共演は一度きりとなったが、大女優と過ごした1年は「すごいエネルギーで向き合ってくれて、僕もそれ以上の演技で返そうと思った」と充実した日々だったという。

 ピカイチの演技を最後まで見せてくれた先輩へ「大切な大切な宝物です。あなたの肌、手のぬくもりすべて」と呼びかけていた。

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