市原悦子さん悼む声 竹中直人「勇気と力を与えてくれた」

 25年間続いた長寿ドラマ「家政婦は見た!」シリーズなどで知られる、女優の市原悦子(本名・塩見悦子)さんが12日午後1時31分に心不全のため都内の病院で亡くなったことが13日、分かった。82歳だった。千葉県出身。芸能界から市原悦子さんを悼む声が寄せられた。

  ◇  ◇

 竹中直人(NHK大河ドラマ「秀吉」で母子役として共演)「『秀吉』で市原悦子さんと僕は母と息子の関係でした。1年間ともに1つの作品を作れたことは今もぼくの宝物です。『日吉…』と僕を呼ぶ市原さんの深い愛を持った声の音色は、あのころの僕に勇気と力を与えてくれました。そして今も僕の耳に深く残っています…ご冥福をお祈りいたします」

 蛭子能収(おばさんデカシリーズで夫役) 「市原さんは大女優で、ぼくはドラマは素人だったので、現場で助けていただいたのはいい思い出です。お会いしたときは、緊張してドキドキしてたのを覚えています」

 新海誠監督(映画「君の名は。」で主人公の祖母の声を担当。ツイッターより)「僕は『まんが日本昔ばなし』で育ちました。収録で初めて市原さんにお会いした瞬間、初めてセリフをいただけた時の感動、披露試写であたたかいお言葉を頂いた時、すべてつい昨日のようです」

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