阪神・高橋遥人 4連続完封なら小山以来64年ぶり 13日首位攻防ヤクルト戦「圧倒できるように」

 真の無双はこれからだ-。13日・ヤクルト戦(神宮)に先発予定の高橋遥人投手(30)が11日、兵庫県西宮市の甲子園で行われた投手指名練習で調整。球団では1962年の小山正明以来64年ぶりとなる4試合連続完封の快挙が懸かる中、「圧倒できる投球」を理想に掲げた。前々回4月29日に続く敵地での首位攻防戦で“ツバメ斬り”に挑む。

 とつとつと話す様子とは裏腹に、その言葉は力強かった。今季5戦4完封で、現在は3戦連続中。それでも記録への意識について「全くない」と言うのは、高みを目指しているからこそだ。高橋は追い求める自身の姿を思い描いた。

 「投手なんで、やっぱり圧倒できるようにしていきたい。もっともっとボールが良ければ、野手にも安心感を与えられると思うので、しっかりレベルを上げていければと思います」

 ここまで数字の上では圧倒的だ。今季の失点は4月5日・広島戦(マツダ)の初回のみで、二回以降から32イニング連続無失点中。防御率0・21はもちろんリーグ1位だ。次回登板で4戦連続の完封となれば、セ・リーグでは1965年の城之内邦雄(巨人)以来4人目、球団では5戦連続でリーグ最長記録の1962年・小山正明以来64年ぶり。さらに41イニング連続無失点となり、69年・江夏豊の球団左腕最長記録に並ぶ。

 ただ、「自分が思ってもない結果が出ているんで、でき過ぎかなと思うし、みんなに助けてもらっているというのが大きい」と高橋。計5度の手術を乗り越え、生命線である直球の状態について「まだまだだなと思う。精度、威力、スピードも、全部です」と満足はしていない。理想の投球内容を目指し「次は良い真っすぐが投げられるようにしたい」と力を込めた。

 2週間ぶりという短期間で2度目の対戦となる首位・ヤクルトについては「どこのチームもそうなんですけど、結構、積極的に勝負を仕掛けてくる。バントとかもそんなに多くない」と印象を明かし、「集中力を切らさないように。大きいのを打てるバッターもいるので、その前にランナーを出さないようにという感じですね」と警戒。1ゲーム差で追う立場だが、「どの試合も大切なので、あんまり意識せずに」と平常心で臨む。

 ゼロを積み重ねながらも「毎試合始まる前はそう(失点するかもしれないと)思っている」と不安や緊張はつきまとう。それでも「それを力に変えている」と左腕。「最後までマウンドに立つというのは、そんなにないこと。かみしめてという感じですかね」。1試合を投げ切った者だけが知る格別の達成感-。心から味わうためにも、“圧投”を見せる。

 ◆高橋が4試合連続完封を達成すれば、球団投手では5試合連続だった1962年・小山正明、64年ぶり。セ・リーグ投手では4試合連続だった65年・城之内邦雄(巨人)以来、61年ぶり。また、高橋は4月5日・広島戦二回から32イニング連続無失点中。次回先発で9回完封となれば41イニング連続となり、69年・江夏豊と並ぶ球団左腕最長に。

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