大みそかに生放送される「第６９回ＮＨＫ紅白歌合戦」（後７・１５）のリハーサル２日目が３０日、東京・渋谷のＮＨＫホールで行われた。史上初の紅白両組同年出場となったＹＯＳＨＩＫＩ（年齢非公表）は、「どっちが勝っても喜んでいい、貴重なポジションですが、『紅』に染まっちゃいますか！？」とＸ　ＪＡＰＡＮの代表曲に絡めて、おちゃめに勝敗予想。共に特別出演の北島三郎（８２）とサザンオールスターズ・桑田佳祐（６２）は、豪華な掛け合いを繰り広げた。

　近年の紅白でＹＯＳＨＩＫＩは、Ｘ　ＪＡＰＡＮのリーダーとして“名勝負”を繰り広げてきた。一昨年は映画「シン・ゴジラ」の大ヒットを受けてゴジラ討伐。昨年は手術を受けた首の痛みに打ち勝って、ドラム復帰を果たしたが、今年は度肝を抜くような対戦相手が待ち受ける。

　今年は、紅組「ＹＯＳＨＩＫＩ　ｆｅａｔ．サラ・ブライトマン」、白組「ＹＯＳＨＩＫＩ　ｆｅａｔ．ＨＹＤＥ」としてそれぞれ初出場。“ＹＯＳＨＩＫＩ　ＶＳ　ＹＯＳＨＩＫＩ”という夢のマッチアップが実現した。

　ＹＯＳＨＩＫＩは史上初の紅白両軍出場を、「まさか自分と対決するとは。とても刺激的な企画をいただいた」と歓迎。己と戦うことになった歌合戦に、「ゴジラより、僕の方が強敵かも分からないですね」と不敵な笑みを浮かべた。

　リハーサル後の会見には、この日朝、ロンドンから来日したばかりのサラ・ブライトマン（５８）と出席。紅組をイメージした赤のロングコートをまとって、「Ｘ　ＪＡＰＡＮって、平成元年にデビューしたんですね。とても思い入れのある平成をこういう形で締めくくれるのは光栄。紅白に感謝したいですね」と感慨にふけった。

　本番のステージでは、ブライトマンとの歌唱曲「Ｍｉｒａｃｌｅ」でピアノ、ＨＹＤＥ（年齢非公表）との歌唱曲「Ｒｅｄ　Ｓｗａｎ」でドラムを演奏する。紅と白、どちらを応援するファンにも、最高のパフォーマンスを届けることを誓った。