将棋の第49期新人王戦で初優勝を果たした藤井聡太七段(16)の表彰式が4日、東京都港区の明治記念館で行われた。謝辞で藤井七段は「優勝で卒業できてうれしく思っている。これを機にさらなる飛躍ができるよう精進したい」と述べた。
新人王戦の参加資格は六段以下のため今年、四段から段位を三つ上げた藤井七段にとって今回が最後の出場。最高の成績での“卒業”となった。師匠の杉本昌隆七段(50)は祝辞で「平成最後の新人王は藤井君にふさわしい称号」と話した。
式は囲碁の新人王、広瀬優一・二段(17)と合同で開催され、主催者から両者に賞状、優勝杯、賞金目録が贈られた。