NMB・山本彩 笑顔でさよなら「本当に、最高でした」“さやみるきー”も復活

 NMB48の山本彩(25)が27日、大阪・万博公園東の広場で卒業コンサート「SAYAKA SONIC~さやか、ささやか、さよなら、さやか~」を開催した。約3万人を前にデビュー曲「絶滅黒髪少女」、「365日の紙飛行機」など全36曲を披露。渡辺美優紀(25)ら1期卒業生が駆けつけ、山本の門出に花を添えた。山本は「NMB48は私の青春でした!」「8年間、本当に、最高でした!」とファンに感謝。最後まで涙は見せず、笑顔でステージを締めくくった。

 前日からの雨が上がり、澄み渡った空の下、アイドルとして最後の大舞台に立った。

 「ペンライトが星みたい!。こんな素晴らしい景色を最後に見させてくれて、ありがとうございました」と会場を見渡し、感無量の山本。150メートル以上ある花道を何度も往復し、“NMBのさや姉”としての姿をファンの心に焼き付けた。

 2010年のNMB創設時から中心メンバーとしてグループをけん引してきた。NMBのキャプテンを務めつつ、AKBグループ全体の選抜メンバーとしても活躍し、名実ともにグループの顔を務めてきた。

 公演終盤には、ライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)してきた渡辺美優紀も登場、ファンに愛された「さやみるきー」が復活した。2人が同じステージに立ったのは16年8月に行われた渡辺の卒業公演以来初めて。渡辺は「彩ちゃんお疲れさまです」とねぎらい、一緒に「僕はいない」を歌唱。往年のNMBトップ2人のそろい踏みに、会場の3万人は「おー!」と興奮のるつぼに。アンコールでは、1期生OG20人も登場し、現役メンバーとともに「三日月の背中」を華やかに歌い上げた。

 小学5年生でギターを始めた山本は、高校で軽音部に所属。芸能界入りしてからも「将来は音楽を仕事にしたい」との思いを抱き続けた。NMBの活動でその思いを一層強くした。今後はシンガー・ソングライターとして活動する。

 会場の“さやかコール”に「8年間、本当に、最高でした!」と笑顔で応えた山本。「メンバーの道しるべになれるよう精進します。自分に厳しく、皆さんを幸せにできるよう頑張っていきます」-。1人で歩く新たな道へ、揺るぎない1歩を踏み出した。

 なお、卒業公演は11月4日に大阪・NMB48劇場で行われる。

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