逃走男・樋田容疑者と同行男性、日本一周“偽装”に「一番腹立たしい」「迷惑だ」
大阪府警富田林署から逃走した無職樋田淳也容疑者(30)と自転車で同行し、山口県警に占有離脱物横領容疑で逮捕された男性(44)が10日、処分保留で釈放された。男性は山口市内で報道陣の取材に応じ「樋田容疑者と知ってびっくりした。金遣いが荒く、考え方が甘い」と一緒にいた時の様子を明らかにした。樋田容疑者が日本一周に挑戦しているように“偽装”していたことには「迷惑だ」と怒りをあらわにした。
男性によると、樋田容疑者は「仕事を辞めて日本一周をしようと思った」と話していたといい「子どもっぽく、よくしゃべるのでうっとうしいと思うようになった」と印象を語った。
樋田容疑者はスーパーや道の駅で肉や米、駄菓子などを購入していた。「必要のないものまで買っていた。日本一周はできないだろうと思った」と振り返った。現金は旅で出会った住民の手伝いをして小遣いをもらうなどしていたという。
樋田容疑者は和歌山出身の「櫻井潤弥(さくらい・じゅんや)」と名乗り、常にサングラスを掛けていた。温泉に入る際は脚にテーピングしていたといい、入れ墨を隠していたとみられる。男性には「どこまで行くん?」と何度も目的地を尋ねていた。
男性は「日本一周をしている人に迷惑だ。それが一番腹立たしい」と憤った。
府警によると、男性は自転車で日本一周している途中の8月25日、香川県内の道の駅で樋田容疑者から声を掛けられ、行動を共にするようになった。2人は28日に同県内でいったん別れ、9月3日に広島県三原市の道の駅で合流。樋田容疑者は9月29日に山口県周南市の道の駅で万引をしたとして窃盗容疑で現行犯逮捕され、翌30日に府警が加重逃走容疑で逮捕した。一方、男性は同日、和歌山県橋本市内で放置された自転車を持ち去ったとして逮捕されていた。
