藤井七段 最後の新人王戦決勝始まる 相手は奨励会会員の出口三段

 将棋の藤井聡太七段(16)が10日、大阪市の関西将棋会館で行われた新人王戦決勝三番勝負第1局で奨励会員の出口若武三段(23)との対局を開始した。藤井七段は2月に行われた朝日杯将棋オープン戦以来の、自身2度目の棋戦優勝を目指している。

 新人王戦は参加規定に「六段以下」などの条件があるため、四段から七段まで今年に入ってスピード昇段した藤井七段が同棋戦に参加するのは今期が最後となる。藤井七段は「決勝まで進むことができて番勝負は初めて。番勝負ということで落ち着いて指せるかなと思うので、しっかりと全力を尽くします」と話している。

 この日は藤井七段が後手となり、いつも通り、お茶に口をつけてから飛車先の歩をついた。持ち時間は各3時間で夜には決着の見込み。藤井七段の今年度成績は21勝5敗。

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