「キスミント」販売終了へ…若者を中心に“ガム離れ”
江崎グリコは4日、1987年に発売したガム「キスミント」シリーズの生産を終了したことを明らかにした。在庫がなくなり次第、販売を終える。タブレット菓子などに押されて若者を中心にガム離れが進み、市場が縮小する中、商品の絞り込みが必要と判断した。
キスミントはグリコのロングセラー商品の一つで、口内が潤う独自の成分や、薄いカード型のケースが消費者の話題となった。ただ最近は販売が苦戦し、グリコはガム商品については初期虫歯への対策効果をうたった「ポスカ」にラインアップを絞ることにした。
日本チューインガム協会によると、17年の国内のガム販売額は1005億円で、ピーク時の04年の1881億円から大幅に減少している。