１５日に死去した女優・樹木希林さんは１７日に葬儀が行われ、最愛の家族に見守れて旅立った。その中には、今年６月にパリコレデビューを飾った孫のＵＴＡこと雅樂の姿も。希林さんは生前、テレビ番組のインタビューでＵＴＡのデビューに「遺伝子的にそういうものを持って生まれてきちゃったから」と応援する意志を見せていた。

　最愛の孫３人に見守られ、天国に旅立った希林さん。家族全員で、出棺される希林さんを乗せた霊柩車を見守ったが、その中でも一際目を引いたのが１９０センチの長身のＵＴＡだった。

　ＵＴＡは今年のパリコレでモデルデビューを果たし、話題を呼んだが、この孫のデビューについて、希林さんはフジテレビ系「ノンストップ！」で喜びを語っていた。

　電話インタビューに応じた希林さんは「若い時期にいろんな物を着せて頂いて、自分を知るっていうのはチャンスがあれば良いなと思ってました」とモデルに大賛成。ＵＴＡはバスケットボールも行っていたが「スポーツ選手であってもあらゆる服を着こなすっていうのは、その年に応じてっていうのは、絶対に必要だと思っているんですね。そういう意味では良いなあと。この時期に、青春の一時期にそういう風になるのは」と孫の成長を喜んでいた。

　また芸能界やモデル業界でも二世、三世が多数デビューしていることにも「遺伝子的にそういうものを持って生まれてきちゃったから」と必然であるとも語り、「止めてもやる人はやるし、そういう中でうまくいくこともあるし、嫌なこともあるけど、生きて行ければいいのかなと思いましたね」と、希林さんらしい言葉で、孫が踏み出した一歩を見守っていた。