カラテカ矢部の人気エッセイ「大家さんと僕」当面休載 主人公亡くなり決断

 「大家さんと僕」表紙
 矢部太郎
2枚

 お笑いコンビ・カラテカの矢部太郎(41)が30日発売の「週刊新潮」(9月6日号)で、同誌に連載中の人気エッセー漫画「大家さんと僕」を当面休載すると発表した。漫画の主人公の「大家さん」の女性が亡くなったことを理由としている。

 同作は、一軒家に間借りした矢部と、その階下に一人で暮らす大家の老婦人との日常をほのぼのと描く。2016年に「小説新潮」で連載が始まり、昨年秋に刊行された単行本は66万部のベストセラーに。手塚治虫文化賞の短編賞も受賞している。現在は週刊新潮で連載している。

 矢部は週刊新潮に「読者のみなさまへ」とする文書を掲載。大家さんの訃報を伝え、「あまりに突然のことで僕は、まるですべてが失われてしまったかのような喪失感でいっぱいです」とコメント。いずれ2冊目の単行本を刊行する意向で、それを大家さんが望んでいた「にぎやかな一冊」にするため、「一旦(いったん)、ここで深く潜りたいと思います」とした。

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