塚本晋也監督の新作「斬、」 ベネチア国際映画祭コンペティション部門に選出

 世界三大映画祭の一つで、8月29日にイタリアで開幕する「第75回ベネチア国際映画祭」の主要賞を競うコンペティション部門に塚本晋也監督(58)の新作「斬(ざん)、」(11月24日公開)が選出されたことが25日、分かった。映画祭の事務局が発表した。

 「斬、」は、塚本監督のオリジナル脚本による初の時代劇作品。江戸末期の農村を舞台に、一人の浪人と彼に関わる人たちを通して生と死の問題を描く。俳優の池松壮亮(28)が浪人役を、蒼井優(32)が農家の娘役を演じる。

 コンペの審査員長は、昨年の同映画祭で「シェイプ・オブ・ウォーター」が最高賞の金獅子賞に輝いた、メキシコ出身のギレルモ・デル・トロ監督(53)が務める。

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