PINK CRES. 新作引っさげ初ツアー 夏焼雅「女の子に共感してもらえたら」

PINK CRES.の(左から)二瓶有加、夏焼雅、小林ひかる=神戸市のデイリースポーツ
PINK CRES.の(左から)二瓶有加、夏焼雅、小林ひかる=神戸市のデイリースポー
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 Berryz工房の夏焼雅(25)を中心に結成されたダンス&ボーカルトリオ「PINK CRES.」が6月にセカンドアルバム「えとせとら」をリリースし、今月28日から初のツアー「PINK CRES.1st Live Tour 2018~PINK LAND~」を行う。23日に神戸市のデイリースポーツを訪れた3人が、ニューアルバムと初ツアーへの思いを語った。

  ◇  ◇

 PINK CRES.(以下PC)は2016年8月25日、Buono!(夏焼、嗣永桃子=引退、鈴木愛理)の日本武道館公演でお披露目された。

 前年にBerryz工房が無期限活動休止となった後、「普通の生活をしていた」という夏焼だが「飽き性の私が続けられたことはこのお仕事だけ。唯一、続けていけたことが歌。ステージに立ちたい」と歌への思い断ちがたく、新グループのオーディションを実施。合格したのが当時、大学3年生の小林ひかる(24)と大学2年生の二瓶有加(22)だった。

 初めてリーダーを務めることになった夏焼だが、小林も二瓶も「10代じゃない」こともあり、「なじんでいくのがすごく早くて、思ったよりすごく楽」と、“大人”グループならではの長所があったという。

 二瓶は「すごい先輩ではあったけど、フレンドリーに来てくださって。合宿オーディションからバスで帰ったんですけど、『今日から“みや”って呼んで!』って、初めから距離を縮めてくれた」と、夏焼の気遣いを明かす。取材では「みやちゃん」と呼ぶ一幕もあり、3人の距離の近さをのぞかせた。

 夏焼はPCの特徴を「楽曲も恋愛の曲が多く、女の子たちに共感してもらえたらいいなと思っています。ファッションも押していきたいポイントで、自分たちでスタイリストさんと相談しながら決めています」と説明。目指すは「女の子たちのアイコン」だ。

 新作「えとせとら」は、「力強くてアーティスト感の強い楽曲や、すごくかわいらしい楽曲、夏にぴったりの爽やかな楽曲など、色んなタイプの楽曲が詰まったアルバムに仕上がった。色んな方に、さまざまな場面で聞いていただきたい」(夏焼)という自信作。

 1年前にリリースしたファーストアルバム「crescendo」に比べて「(方向性が)定まっています。こういうふうにありたい、歌いたいというのが強くなりました」(二瓶)と、よりPCらしさが発揮されているという。

 「えとせとら」リリースを受けて、ツアーも始まる。これまでも単発や学園祭などでのライブは行っており、マレーシアやタイといった海外公演も経験しているが、ツアーは初めてとなる。

 夏焼は「全箇所2公演。今までは1公演とか、リリースイベントで4曲披露とかでした。2人は1日2公演が初めてで、最初はキツいと思うけど、そういうところに今回で慣れてほしい。時間はあまりないけど、気合と体力で」と2人にハッパ。小林は「PCはこうなんだよって伝えるライブにしたい」、二瓶は「1公演ずつ進化していけるように」と、期待に応えるべく意気込んだ。

 なお、取材ではあまりしゃべらなかった小林だが、実はラップ担当。夏焼は「ステージとだいぶギャップがあって、ビックリするんじゃないでしょうか」とアピールしていた。

 ツアー日程は次の通り。全て1日2公演。

 ◇7月28日 埼玉・西川口Hearts

 ◇8月5日 大阪YES THEATER

 ◇8月26日 宮城・仙台darwin

 ◇9月1日 埼玉・HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3

 ◇9月2日 愛知・名古屋SPADE BOX

 ◇9月24日 東京・新宿ReNY

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